本気で挑戦する人は、孤独です。
でも、未来の自分が、今のあなたを励ましてくれています。「諦めなかったあの日があったから、今の私がいる」・・・そんな言葉を、未来のあなたが必ず口にする。だから、どうか信じてください。結果はまだ見えなくても、努力は確実に積み重なっています。「合格後の自分」をイメージすることは、夢物語ではありません。それは、今日の自分を動かす“燃料”です。そしていつか、本当にその日が来たとき・・・あなたは胸を張って言えるでしょう。「こんな私でも合格できました」と。その言葉こそが、次の誰かの人生を変える一歩になるのです。受験は、結果よりも「成長の物語」です。
昨日より今日、今日より明日・・・確実に強くなっている自分に気づくことが、最大の喜びです。
未来の自分が今を応援している。そう思えたとき、勉強は苦行ではなく「挑戦」になります。
保護者の方は、どうか「点数」だけでなく、「変わっていく表情」や「前に進む意欲」を見守ってください。
その応援が、子どもたちを大きく羽ばたかせる力になります。
勉強が苦しくなると、人はつい「結果」ばかりを見てしまいます。
でも、本当に大切なのは「信じるイメージを持ち続けること」。私は毎晩、講演会で話す自分の姿をイメージ(妄想)しました。「誰もが無理と思っていた。でも、私はやり遂げた」と語る自分。拍手の音、会場の空気、感謝の気持ち・・・それを何度も、何度も思い描きました。そのイメージが、疲れた夜を乗り越えさせてくれたのです。「今日もその日へ、少し近づけた」と思えるだけで、また机に向かえました。受験生や生徒のみなさんも、ぜひ思い描いてください。「こんな私でも合格できました」と笑って書く未来の自分を。合格体験記は、“過去の自分”への最高のエールになるのです。勉強を続ける途中で、「もう無理かもしれない」と思う瞬間が、誰にでもあります。でも、あきらめなかった自分が、いつか誇らしい未来を作ります。「こんな私でも合格できました」と言える日を、どうか信じてください。努力は、決して裏切りません。保護者の皆さまも、ぜひお子さんの中にある「未来の姿」を一緒に見つめ、支えてあげてください。その信じる眼差しが、子どもにとって最大の力になります。
受験勉強は、長くて苦しい。時には、「どうせ自分なんか」と思ってしまうこともある。でも・・もし、合格後の自分を、はっきりと思い描けたら?そこから、何かが変わり始めます。私は中年受験生として再挑戦しました。仕事に追われ、記憶力も若いころのようにはいかない。誰もが「無理だろう」と思うでしょう。私自身もそう感じていました。それでも、合格後、私は壇上で「私はこうして合格できました」と笑って話している姿を、毎晩、強烈にイメージし続けました。不思議なことに、その光景を思い浮かべるたび、体の奥から力が湧いてきたのです。合格後の自分・・その姿をリアルに描ける人ほど、最後まで走りきれる。目標は未来の「自分の物語」を書くこと。それが、今日の一歩を支える最強の原動力になります。★合格は、努力の先に突然やってくるものではありません。その日を「先に心で生きてみる」ことで、現実が少しずつ追いついてくるのです。どんなに小さな一歩でも、「あの姿になるんだ」と信じ続ける力が、勉強を続ける原動力になります。昨日とは違う自分がいる。今日も少しだけ成長している。いつの間にか未来のイメージが現実になります
<問1 次の文を読んで作者の主張を抜き出せ>大学に合格してからのキャンパスライフは、若い学生たちと並んで講義を受ける、まるで「時間を巻き戻したような日々」でした。タイムマシーンに乗ったような感覚で、私の目に映る風景は若者だらけの教室。30数年前に見ていた景色とほとんど同じです。
ですが、私は過去に戻ったわけではありません。
新しい自分に“更新された”のです。
学び直すことは、人生のやり直しではなく、人生のリスタートです。
やり直す、というと過去を否定するように聞こえますが、学び直しはむしろ、過去の自分を認めてもう一歩前へ進むこと。
そして、それは子どもたちにも同じです。
勉強が苦手でも、遅れていても、始めれば“今日”がその子のリスタートの日になります。
勉強は、未来を切り開く力をくれます。
「いまさら」でも「これから」でも構いません。
学び始める勇気を持った瞬間から、人はいつでも新しくなれるのです。
そして一年後。私は、同じ場所に立っていました。同じ掲示板の前で、同じポーズで――ただ一つ違うのは、本物の「私の合格番号」がそこにあったこと。あの日撮った“偽の合格写真”は、ついに本物になったのです。
中年が大学生になる。夢のような話ですが、私にとっては、あの写真を信じた一年の積み重ねの結果でした。この経験を通して感じたのは、「人は、心が震えた瞬間に最も強くなる」ということです。誰かの言葉、映画のワンシーン、何気ない一枚の写真――ほんの小さな“心の揺れ”が、人生を変える力を持つのです。★保護者様・生徒達へのメッセージ:努力の根底には、いつも「心を動かす何か」があります。
それを見つけた瞬間、学びは苦行ではなく“夢への道”に変わります。
どうかお子さんの「心が震える瞬間」を、信じて見守ってください。
まだ合格する前で、中年浪人生の頃。私は志望大学の合格発表の最終日に、掲示板の前へ行きました。そこに並ぶ他人の合格番号の前で、私は一人、記念写真を撮ったのです。近くにいた大学の職員の方が優しく微笑み、「お子さんの合格ですか?」という表情で私を見ていました。きっと、父親が娘の合格を祝って,こっそり一人で写真を撮っていると思われたでしょう。でも、実はその“父親”が来年の受験生本人だったのです(笑)。
私はガラケーで撮ったピントのズレたその写真を印刷して、自分の勉強机の前に貼りました。「絶対来年はこの場所で、自分の番号の前で撮るんだ」と誓いながら。それは、まるで未来の自分からのメッセージのようでした。疲れた日も、壁の写真を見るたびに、再び鉛筆を握る力が湧いてきました。自分を信じる“視覚的な約束”――それが一年間の原動力でした。★保護者様・生徒達へのメッセージ:「目標を目に見える形にする」ことは、学習意欲を保つ最大のコツです。志望校の写真、夢の職業のイメージ、合格後の姿――“未来の自分”を日常の中に置いておくと、努力は長続きします。
受験勉強を始めた当初は、まったく手ごたえがありませんでした。ブランクが長すぎて、教科書を開いても理解が追いつかない。「やっぱり無理なのかな」と思いかけたとき、出会ったのが映画『受験のシンデレラ』(2008年)でした。中年の家庭教師と、一人の少女の物語。詳しくは語れませんが、あるシーン・・主人公のベッドサイドに貼られた「文字」が・・が、私の心を強く打ちました。その言葉は、まるで自分に向けられたメッセージのように思えたのです。それから私は、行動に出ました。翌年の合格発表の光景を“先取り”して、自分のモチベーションを上げる作戦を思いついたのです。映画が灯したのは「感動」ではなく、「行動」でした。心が震える瞬間は、人を確実に動かします。★保護者様・生徒達へのメッセージ:何かを変えるきっかけは、意外なところにあります。一冊の本、一つの映画、たった一言の言葉。その「心が動いた瞬間」を逃さず行動に移せる子が、最後に伸びる子です。昨日とは違う自分がいる。そんな日々の小さな変化。挑戦を重ねるほど、学ぶことが楽しくなっていきます。昨日より今日、今日より明日・・日々進化していく自分を楽しんでください
私はもともと教育とは無縁の人間でした。高校を卒業後、普通に会社員として働き、結婚し、子どもが生まれ、毎日があっという間に過ぎていきました。いま、塾を経営している私を知る人の多くは、「最初から教育関係だったんでしょ?」と聞きます。でも実は、まったく違いました。20代・30代は仕事に追われ、家庭を支える日々。勉強など遠い世界の話でした。ところが48歳のある日、ふとしたきっかけで、心に小さな火がともったのです。「もう一度、挑戦してみたい」――。高校生のころ、叶わなかった“国公立大学への進学”。それを中年になってから、もう一度目指すことにしたのです。
世間から見れば無謀かもしれません。けれど、その瞬間から、私の中で何かが変わり始めました。「学びたい」という気持ちは、年齢では止められない――そう感じた最初の瞬間でした。★保護者様・生徒達へのメッセージ:挑戦に「遅い」はありません。子どもが勉強を始めるタイミングも、大人が学び直すタイミングも、思い立った瞬間が“最適な時期”です。始める勇気こそ、人生を変える第一歩です。昨日の解答は、P(4, 8)です。
人生の折り返し点に立ったとき、人はようやく「今、この瞬間の大切さ」に気づきます。
勉強も同じで、「もっと早くやっておけば…」と思う日が、きっといつか来ますから。
でもね、その“いつか”を“今”に変えられるのが人間のすごいところ。
毎日少しずつでも挑戦している人は、確実に昨日とは違う自分になっています。
「今さら」なんてことは一つもありません。
「今から」始めれば、それが一番早いスタートになります。
48歳になったころ、初めて「人生の折り返し」という言葉を実感しました。これからの時間をどう生きるか――そんなことを真剣に考え始めたのです。そのとき、長いあいだ心の奥に封印していた思いが、ふと顔を出しました。「本当は、大学に合格してみたかった」若いころにあきらめた夢。その記憶が、なぜかこの年になって再び胸を熱くしました。もし、何十年後かに死ぬ間際ベッドの上で人生を振り返る日が来たら…。「あの40代後半、体も頭もまだ元気だったあの時、なぜ挑戦しなかったのか」と後悔するのではないか――そんな想像が、心を突き刺しました。もう二度と、後悔だけはしたくない。今ならまだ間に合う。その想いが、私を強く突き動かしました。こうして私は、再び“受験生”としての道を歩き始めることになります。