みなさんパリ・オリンピック見てますか?先日、塾でIOCの国名コード当てるゲームをしました。例えばJPNは日本ですよね。では、FRAは?世界の地理が苦手な子供達ですが、結構食いついてきました。ご家庭でも試してみてください。まずはAFGは・・・アフガニスタンです。AUTはオーストリア。ここからは問題です。BELは?BRAは?CANは?MEXは?ね、意外とわかるでしょ。では、難易度をあげますね。GERは?GBRは?ESPは?
「うちの子、文章問題が苦手なんです。」 文章問題解く時、いきなり答えを導き出す、即ち 答え=から始まる素晴らしい式を書こうとして手が止まってる子たいへん多いですね。なのでアドバイス。文章問題を解く時は、「何も考えない」w。求めてるものはわからないからエックスとして、ただ日本語で書かれてる問題文の内容を出てくる順番に「数学・算数の世界の式にコンパイルしてあげるだけ」。だからなにも難しくない。超々簡単。ここで、重要なのは「解こうとしないこと」。解こうと力むから、いきなし正解を導く素晴らしい式を書こうと企てて、でも思いつかなくて手が止まる・w。いいところを見せようと格好つけなくていいんです。難しい事は考えずに、ただ問題文に書かれてる順番に式にするだけ。ね、最低限日本語を読めるのなら、難しくはないはずです。簡単でしょ。もし、運よく書き終えれたら、半分終わり。あとは、見やすく書き直して行くだけ。なるべく途中の計算はしないほうが後々楽になることが多い。いいですか、問題文を読んだら、コツは何も考えずに、ただ式を書くだけだよ・w。習ってない公式をその場であみ出す必要は、1mmもないからね。
これは、小・中どの学年にも言えることです。数学の文章問題で、何個とか、何円かを求めよという設問ありますよね。答えは?すぐにわかるわけない。だってすぐにわからないから問題として出題されてるわけだから。なので、よくわからないものには、Xとしちゃおう。堂々としちゃってください。いや、堂々としていいんです。あの、1895年にノーベル物理学賞をとったレントゲンだって、よくわからない線=X線としちゃったじゃないですか。だから、文章問題読み終えた後、求めたいものはXと名前つけちゃって、話を進め式を立てちゃいましょう。これで、手が止まらず解き始められます。弊塾の塾生は、どの学年もいつもこれでやってます。
以前、家庭教師をしていた頃・・・部屋に入っても、背を向けたまま返事をしない生徒がいました。背中の文字は「天上天下唯我独尊」と刺繍されてます。特攻服を着た中学生。両親がいない訳アリの子でした。そんな彼が初めて返事をしてくれたのが・・・「競馬やったことあるか?馬券の買い方知ってるか?」私の問に、「ある。知ってる。」短い返事でしたが、初めて彼の声を聴きました。心を開いてくれた瞬間でした。私は、彼に三連複を買うときの点数の数え方、計算の仕方を教えたのです。それが
C(コンビネーション)です。「いいか、例えば18頭は多いから候補5頭まで絞って3連複BOXは、5C3だぞ。計算方法は・・・(省略)。3連単BOXはP(パーミュテーション)でな。自分で買うのは二十歳からだぞ」。そのころからです、少しずつ彼も勉強し始めてくれました。興味のあること、面白いと思ったことには年齢関係なく前向きになりますよね。そして春には奇跡が起きて、彼は志望校(某公立高)に合格したのです。その日、親代わりの保護者様が泣きながら私にお礼の電話をくれたのを覚えてます。そして3年後・・・卒業式に、こっそり彼に会いに行きました。
なぜ、おまじないとして三角形の面積を求める公式を解答用紙に書き込むのか、を解説します。一部の数学が得意な生徒を除き問題文を読んだ後固まってしまう生徒の殆どは、何から始めるのかをわかってないのです。もしくは、解答を一発で導くスーパー模範的数式をたてようと企ててるのかもれません。実はそんな必要はなく、順番に書けば解けるのです。つまり、おまじないは道しるべなのです。もし三角形の問題だときがついたのなら、面積の公式を書きます。これで、今からやるべき事が決定。面積を求めるには、底辺と高さを見つけたら勝ちですから迷わずに最初に底辺を探しに行きましょう。底辺発見後、次にやる事は、そうです高さを求めればよいのです。高さは、底辺と垂直な関係になってたらOK。つまり、おまじないを書く事によって、次に何をするべきか悩んで手が止まってる時間は無くなります。手順に従い、本文を見て図に書き込み、それを見ながら式にする。道しるべのおまじないを書くことによって、結構スラスラ式を建てられるようになります。是非、お試しください。
先日の道コンの結果から、全生徒各自目標が明確になりました。数学や英語をやり直す者。または理科をやり直す者。やり直すといっても当該学年のをではありません。中1まで戻ってやりなおします。苦手な分野から目を背けていてもある日突然できるようにはなりません。今から4月の新学期が始まるまでの、比較的のんびりしたこの時期がチャンスなのです。得意科目にせぇとは言いません。人並くらいになれれば、今より偏差値あがり、皆もう一ランク上の高校を目指せるようになります。逆に人並み以上で高偏差値な得意科目がある生徒には、もっと突き抜けるくらい点数取って来い(道コンの小冊子に載るくらいです)、貴方ならできるから。と指示してます。受験前の中3は残り約1か月。取り組むべき部分も各自しっかり把握してます。立派です。中1の二人もそう。塾生全員、目の色が違います。違うように私には見えます。中1にも今から志望校の合格ライン、可能性は意識させてます。なので彼らもしっかり苦手な分野に取り組んでます。僅か二人しかいない中1クラスは、まるで個別指導塾・笑。4月に新中2、新中3の道コンがあります。どうなってるか、楽しみです。
社会の授業中、中3生が自主的にホワイトボードに歴史の年表をまとめ始めました。きっかけは、試験対策です。苦手な子を応援しようと、また自分たちの復習にもなるのでと生徒たちが自主的にホワイトボードを使って歴史の年表を書き始めたのです。WW1からヨーロッパ等世界の流れ。同時期のアジアの流れ。そして日本国内の流れも時系列ごとに1本の年表に。生徒達お互いが歴史の質問をし、答えながら記入、オリジナル年表が次第に完成していきました。記憶定着のために、何度も何度も問題を出し合ってます。その結果、「流れが見えてきた」生徒たちから感動の声が漏れてきました。今まさに生徒たちが初めて自分たちで考えて行動し始めたのです。今までバラバラに学んでいた部分をちょっとした工夫で自分たちの手でまとめたら、全体像を俯瞰し一つの大きな流れを見ることができた。歴史には原因とそれに伴った結果があるということを再確認できたのでしょう。小集団塾ならではの光景です。まるでドラゴン桜の授業風景・笑。こうやって子供たちは伸びていきます。塾で一方的に教わるだけでなく、自ら工夫して勉強し始めると、生徒達はどんどん変わっていくでしょう。
It is not too much to say that half way of your high school life is determined by how you spend your spring break. It depends on you.
今から約2年前、当時新中1の4月に数検3級(中3レベル)に2名の塾生が合格しました。彼らは小3、小4くらいから私と一緒に算数を勉強し、算数検定を7級、6級、5級、4級と受け続け、ついに中学に入る前に中学3年レベルの3級に合格しました。その後、2人の数学の成績は?というと、先日の道コンでSS 65.7 と 71.6 です。順調に伸び続け、立派な成績です。どこに出しても恥ずかしくない成績です。一人は中学の数学の先生から「中3のドリルをやるように渡されました」。しかし彼女はもう既に高校数学を塾で学んでますので問題なく終えてます。ちなみに先日の実力テストは479点でした。もう一人は中2で数検2級(高2レベル)に合格し、先日の実力テストでは数学100点でした。今は青チャートがお友達です。このように飛び級で数学を勉強した結果が、良い方向に出ました。二人には、この調子で今後も頑張ってほしいです。
入塾後に数学が得意になる生徒が多いです。特別な教え方はありませんが、時には学年を超えての手法を用い、問題の読み方・解き方・心構えを教えたりします。あと、個別に一言、二言アドバイスもしますが全員共通に伝え続けるのは「奇麗に書く事。数字は大きく書け。見やすく書きなさい。暗算禁止」です。これを守り実行した生徒は自然と成績が上がってます。あとは、ひたすら自力で解く。数学に関しては能力別にし、出来る子達にはドンドン難しめの問題を与えてます。例えば、中1、中2に難関私立高校入試の計算問題をとか。一発で解ける生徒もいれば、何度か間違えてたあとに正解出来る生徒もいたりして。すると周りは次第に焦り始めます。いや、自分もできるかもと、諦めずに挑み続け、結果正解に辿り着く生徒が続出します。出題者の私が驚くくらい良くできる日もあります。難問を正解した時の彼らの目は満足げに光ってます。私の想像以上に進化してます、あんなにできなかった子らが。塾で難しい問題をやっていると試験問題が簡単に見えてくるはず。だからめげずに頑張ってね。期末が終わったので今週からは新学年の数学を始めます。次回のblogは数学検定について。