平均点の問題で、特に←のような複雑な文章問題が苦手な児童は大変多いです。当塾の小5、小6共に初見では無理っぽそうなので、取り組む前に平均点問題のイメージ図を教えました。←図です。これを使って、練習問題:算数60点、社会80点、理科75点、国語45点の平均点の図を書かせてみました。通常は平均点=合計点/科目数で考えますよね。そこをかけ算の平均点x科目数=合計点にし、合計点を棒グラフから長方形へ変形、そして解説。すると練習後、なんと二人とも正解に辿り着きました。やったぁ。本問は激ムズです。だから、この手の平均点の問題に出会ったら図で考えてみよう。視覚的にとらえたほうがわかりやすい事を体験してもらいました。ちなみにこの二人は、公立中学進学希望です。でも、こういう凄い子達が中学で上位層(学年5番以内)に入ってくるんでしょうね。当塾では、非私立中学進学組でも中学受験レベルの問題を時には取り扱います。当塾の地元:湯川中、深堀中で5番以内は立派です。まずはそこを目指しましょう。当塾生、両中学で4番以内に一人ずつ入って、二人とも大したもんです。←問の解答は明日のblogで公開予定。
小5生は1名です。先日、試しにこの問題を出してみると、なんと解いちゃいました・驚。正直できるかどうかは、私的には半信半疑でした。ある程度は出来るようになってきてましたが、本当にヒントなしで自力で解いてしまったのです。確かにこの児童は、最近ちゃんと自宅で宿題をしてきてます。先日も、塾に着くなり「宿題やってきました」と自らノートを開き「でもこの問題、できませんでした」と報告してきたのです。この姿勢ですよね。こなしてると、ちゃんと自然に行動に表れてきます。この子には、中1用の数学の問題集を復習用の宿題として渡してます。先日は、算数検定6級(小6)の問題集も持たせました。やってみな、と。この生徒さん、学習塾は弊塾のみ週1コマ(90分)で、他の習い事(運動系)も週に4回ほど通ってるので、結構忙しいと思われます。それでも宿題をこなしてくるのはエライ。とても楽しみな小5生です。
この問題は、全部書き出して計算する力業でも解けると思います。でも、結構時間かかります。また途中で計算間違える可能性も「大」。なので児童たちには、ちからわざ禁止にしてます。もし段目数が上がったら「力業だけでは」対応できなくなりますので。群数列、近いうちに高校入試でも出てくる気がするんです。もしかして中学入試でも出るかも。そんな予感はします。でも、もし出題されたら、普通の小学生には解けないだろうな。群数列を初見で解いちゃったら、その子はただ者ではありません・笑。塾としては教える事ないかも。弊塾では、小学校の高学年から等差数列の一般項と、等差数列の和を同時に教えてます。子供たちにとって和のほうが覚えやすいようです。先日中2には、Σ(シグマ)和というのがあるんだよ、と高校数学の雰囲気だをちょっとだけ伝えときました。高校生になって聞いても驚かないように今のうちから、サイン、コサインやシータ、アルファ、ベータ、等差数列、デルタエックス、デルタワイなどの用語の音には慣れさせてます。中2には、デルタのdはdifferenceのd。違い、だから差ね、と。
「先生、平均点って何ですか?」塾の帰り際にある小4生が質問してきました。勉強が大っ嫌いだったら、質問さえしようとしないですよね。解放された、とすぐに帰りたくなるじゃないですか・笑。勉強の出来不出来云々より、興味を持ったこと、知りたいと思ったことを質問してきたのです。些細なことかもしれませんが、こういう姿を見せるようになったことに私は感動しました。授業中でも以前と大きく違うのは、各自きちんと質問してくるのです。わからないときは「わかりません。(教えてください)」とちゃんと言えるようになりました。これは大きな変化です。大人にとっては当たり前のことかもしれませんが、小学生にはなかなか難しいことですよね。私が質問したら周りに迷惑をかけてしまうかも、と。なかなか言い出しにくいですよね。以前なら、みな黙ってましたから・笑 今は、誰か一人に解説してたら、ちゃんと順番待ちして、終わったころに「先生、わかりません」と声をかけてくるのです。つまり「次は私に教えてください」の意思表示です。塾では当たり前のシーンかもしれませんが、実際そう簡単に質問の手はあげてくれませんでしたから。
有名な宮本式の算数パズルです。1行、1列に1~4の数字を1つずつ入れます。縦、横共に同じ数字の2度使いはダメ。書かれた数字は太枠で囲まれたブロックの数の和。試しに11/24日曜AMの出席者4名に出題してみました。中1生の4名は4問完答。中には 6 x 6 を解いた猛者も。彼は小学生時代からやっていたそうです。確かに彼は数学得意です。このパズルは小学生レベルですので、これからは全学年授業の初めにウォーミングアップとして時々やります。先にできた子は、ついつい答えを言ってしまいたくなるかもしれませんが、まだ解いている子もいますので口走らないでください。答えをいうの禁止だよ。周りへの思いやりだよね。自分だって、必死に考えてて解いてる途中に、答えを言われたら嫌じゃん。このパズルを自力で解くことで深く考える習慣をつけましょう。